スキップしてメイン コンテンツに移動

ソフトスキル(Soft Skills)とはなんぞ

まず最初にソフトスキルとはなんなのか、なぜ重要なのかという話をしていきましょう!

ソフトスキルとは

ソフトスキル=労働市場や学校、その他多くの領域で評価される性格特性、目標、動機、嗜好

ソフト・スキルは、パワー・スキル、コモン・スキル、エッセンシャル・スキル、コア・スキルとも呼ばれ、あらゆる職業に一般的に適用できる心理社会的スキルである。

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Soft_skills 


ソフトスキルは、社交性、言語やコミュニケーション能力、親しみやすさ、チームで働く能力、その他の人間関係を特徴づける個人的な横断的能力を指します。

引用:DEFINITION, DEVELOPMENT, ASSESSMENT OF SOFT SKILLS AND THEIR ROLE FOR THE QUALITY OF ORGANIZATIONS AND ENTERPRISES 

「仕事のパフォーマンスや生産性の向上につながる非認知的な技術の集合体」みたいな感じでして、コミュ力、協調力、礼節力とか、従来の頭の良さとは異なる柔軟な能力をひとくくりにした考え方

引用:これからの時代に必要なスキルってなんだろう?の答えをダラダラと並べていくエントリ - https://daigovideoapp.page.link/bokf


なかなか幅広い能力であることは間違い無いです。

反対の概念とも言えるハードスキルについても見てみましょう。


対となるハードスキルとは

「ハードスキル」は、特定の業務を遂行するための専門的な能力を指します

引用:DEFINITION, DEVELOPMENT, ASSESSMENT OF SOFT SKILLS AND THEIR ROLE FOR THE QUALITY OF ORGANIZATIONS AND ENTERPRISES 

ハードスキルとは、テクニカルスキルとも呼ばれ、特定のタスクや状況に関連するスキルのことである。これらのスキルは、容易に数値化することが可能である。

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Skill#=Hard_skills 

「ハードスキル」っては、技術的な分析スキルや機械の操作、特定のタスクをこなす能力などを表してます。

引用:これからの時代に必要なスキルってなんだろう?の答えをダラダラと並べていくエントリ - https://daigovideoapp.page.link/bokf 


学歴や資格試験のように計測可能なものやいわゆる事務作業や特定のルーチン業務などなど、マニュアル化できるようなスキルを指すようです。

明文化できる方が確かにAIで学習できるスキルというのは言えますね。


具体的なソフトスキル

具体的なスキルを見ていきましょう。
  • コミュニケーション能力
  • 言語的・数的推論能力
  • 批判的・構造的思考
  • 問題解決能力
  • 創造力
  • チームワーク能力
  • 交渉力
  • 自己管理能力
  • 時間管理
  • コンフリクト・マネジメント
  • 文化認識
  • 共通の知識
  • 責任感
  • エチケットとマナー
  • 礼儀作法
  • 自尊心
  • 社交性
  • 誠実さ/正直さ
  • 共感性
  • 労働倫理
  • プロジェクト管理
  • ビジネス・マネジメント
  • 傾聴力
  • ネットワーキング
  • 意思決定
  • 自己主張

これでもまだ一部です。。

ソフトスキルの重要性

例えば、労働経済学についての雑誌Labour Econに2012年に掲載された論文(1)によると、学力テストにはIQと同様に性格特性が影響を及ぼすことがわかっています。
特に計画性があったり、コツコツ真面目に取り組む人の方が、多少IQが低くてもテストで点取れるでしょうね。
IQは難しい仕事に特に役に立つようですね。教授、科学者、上級管理職などなど。確かにいわゆる頭がいい人の方がいいでしょうね。

ソフトスキルについてまとめられている記事(2)では、ここ30年くらいでよりソフトスキルが重要になってきていると。
というのもソフトスキルが必要ない仕事ほど自動化されていっているようです。
さらにチームでの仕事が増えているようで、より他者とうまくやるためのソフトスキルを持つ人の方が活躍できていると。

僕もあまり人と協調するの得意じゃないので、頑張って身につけないと。。




コメント

このブログの人気の投稿

【誠実性④】真面目すぎる人が受けがちなデメリット

前回まで。 ① ,  ② , ③ 前回は誠実性がもたらすメリットについてみていきました。 どんなものも行き過ぎればあだとなるもの。 誠実性が高すぎると起きるデメリットについてもみていきましょう。 誠実性のデメリット 成果を求められるような状況でパフォーマンスが下がるかも Applied Psychologyというジャーナルに2010年に掲載された論文( 1 )。 この論文では 目標のタイプと誠実性がタスクのパフォーマンスにどう影響しているのか を調べています。 目標のタイプは以下を想定しています。 成果目標:特定の結果を目標とする 学習目標:そのタスクから得られることを目標とする 成果よりも学習に重きを置くほうが ネガティブなフィードバックからも学べる 障害や挫折を乗り越えやすい 逆に成果に重きを置くほど 失敗への懸念や不安に振り回されやすい 失敗した時に自尊心を守るためにタスクを辞めちゃう なんとなくわかる気がする。 加えて 誠実性の高い人は、目標達成に向けて努力する傾向があり、これが逆にストレスになってパフォーマンスが下がる ということがあります。 この目標のタイプ(成果か学習か)と誠実性(高いか低いか)の組み合わせによって、タスクのパフォーマンスやネガティブなフィードバックへの反応が異なるのかを調べたと。 で実験してみたところ以下ような結果が出たようです。 学習目標が与えられたとき、誠実性が高い人は誠実性が低い人よりもパフォーマンスが高くなる 成果目標が与えられたときは、誠実性が高い人の方が誠実性が低い人よりもパフォーマンスが低くなる 誠実性が高い人ほどネガティブフィードバックにストレスを感じていた なかなか面白い結果ですねぇ。 誠実性が高い人ほど学習に重きを置いて目標を立てるとよさそうです。 誠実性が高くなりすぎると仕事のパフォーマンスは下がるかも 2023年にFinancial Engineering and Risk Managementという雑誌に掲載された論文( 2 )。 この論文では誠実性(特に責任感)と仕事のパフォーマンスが逆U字の関係にあるのではないかと考えて調査を行いました。 結果としては仮説を支持するような分析結果が出たと。 つまり、 責任を強く感じすぎちゃうと逆に仕事のパフォーマンスが下がってしまう 。 何事もほどほどが大事。 セ...

【誠実性③】収入が高まる性格

前回まで。 ① , ② 前回は誠実性が遺伝で決まるのか?年齢によって変化していくものなのかをみていきました。 今回は改めて、誠実性にはどんなメリットやデメリットがあるのかみていきましょう! 誠実性のメリット 誠実性とお金 1000人分の赤ちゃんから32歳までを追跡調査したコホート研究( 1 )では、10歳までのセルフコントロール能力が大人になってからの、健康や経済的成功を予測するという結果が出ています。あくまで観察なので因果関係はわかっていません。 セルフコントロールは子供自身の報告と親や教師の観察報告で計測されたもよう。 家庭の社会階級やIQも収入などに強く関連していたようですが、セルフコントロールも独立して有意に影響を与えていたよう。 具体的には セルフコントロールが低かった人たちは32歳時点で貯金が少なく、資産形成(持ち家、投資信託など)もしていなかった さらに金銭管理の問題が多く信用トラブルもより多かった セルフコントロールは家庭の裕福さとIQよりも経済的困難さを強く予測する 次もコホート研究のデータを使用した研究( 2 )で、2015年にOxford Economic Papers に掲載されたものです。 イギリス人で赤ちゃんから30歳ごろまでの約3000人のデータを対象としています。 16歳時点の誠実性が成人になってからの収入や健康を予測できるよという結果が出ました。 具体的には 誠実性が高くなると時給が高くなっていく 貯蓄率、生活満足度が高い さらに踏み込んで誠実性の下位項目についても分析をおこなってくれています。 対象となる下位項目は 衝動制御(気を散らさず集中する) 信頼性(責任感を持って物事に取り組む) 決断力(慎重に決断を下す) 秩序性(整理整頓する) この中で賃金に有意に影響を与えていたのは衝動抑制、信頼性のようです。 ちなみに決断力は貯金に影響を強く与えているもよう。 誘惑に負けず、仕事をしっかりやる人が賃金高いのはそりゃそうだって感じですねー。 最後に2023年にEconomic Psychologyに掲載されたメタ分析を見てみましょう。( 3 ) 本論文では、個人の収入とビッグファイブの性格特性との関連について、実証研究のメタ分析的レビューを初めて提供します。 とのことで意外とまだなかったんですねぇ。 このメタ分析では、2001年から2...

【誠実性⑥】誠実性を変えるためのフレームワーク

前回まで。 ① ,  ② ,  ③ ,  ④ ,  ⑤ 今回は誠実性を変える介入に的を絞った論文を見ていきましょう! Personality Disorders: Theory, Research, and Treatmentに2017年に掲載された論文( 1 )。 これはあくまで誠実性を育てるためのフレームワークの提案が内容となっていて、まだこのフレームワーク自体の検証はなされていない。 なのであくまで理論的な話としてありえるかもくらいのものです。 人間の行動は環境に左右される まずは性格と行動についての前提知識です。 たとえ誠実性が高い人でも状況によって行動は衝動的にもなりえます。 社会ゲノムモデルでは 人の行動は特性と状態によって決まる と考えています。 特性とはその人が持っている本来の性格です。 状態は瞬間ごとに現れる思考・感情・行動です。 例えば、誠実性が高いと言う特性を持っている人は、計画をちゃんと立てるという行動が多くなるでしょう。 しかしこれは必ず一貫しているわけではなくあくまで確率的なものです。 誠実性が高い人はその分、計画的だったり目標達成の努力をする確率が高いのだと。 逆に言えば人の行動(状態)を見れば特性をある程度推測できますよね。 整理整頓をちゃんとしてるなー、自分の決めた事をちゃんとやってるなーと言う人は誠実性が高いはずとわかります。 特性が状態を作るならばその逆も可能なのではないか? というのがこのフレームワークの核となります。 つまり、誠実性を上げたいのなら誠実性が高い人の行動を真似れば、そのうち特性も変化しうるのではないかと。 このstateに着目した「ボトムアップ」的アプローチは、エクササイズやスキル習得にたとえることができます。たとえば、自転車の乗り方やピアノの弾き方を繰り返し練習して長期的に身につけるように、誠実な行動を定期的に実践することが、誠実性の向上を促す可能性があるのです。 誠実性を高めるフレームワーク  誠実性を変える最良の方法は、誠実性に関連する「状態(states)」を変え、その変化を定着させ、自動的なものにすることであると私たちは考えています。 この論文では 行動活性化療法 をベースにしたモデルを提案しています。 簡単に言えば行動にフォーカスした心理療法で、日々の...